Sannai-Maruyama Jomon Era File  三内丸山縄文ファイル

 

またお月見縄文祭の季節がやってきた。2006年は、9月9日に予定されている。遺跡に太古からの月がどんな顔をのぞかせてくれるのか楽しみである。
 ところで、このお月見縄文祭は、1999年からはじまり、今年で8回目を迎える。
 各年のテーマをたどってみても、折々の関心の方向がわかって面白い。
 第1回「縄文の酒・縄文の女性のくらし・縄文の音楽」、第2回「縄文はおもしろい」、第3回「三内丸山人はどこから来たか」、第4回「縄文のこころとまつり」。この年から、北東北の三遺跡が連携して祭が催された。(三内丸山遺跡「交流する心」、大湯環状列石「祈りのかたち」、御所野遺跡「森とくらし」)、第5回「縄文すろーらいふ」、第6回「縄文熱風 遺跡を支え活かす地域の力」、第7回「縄文文化と現代〜縄文人の心を学ぶ」。
 そして、このお月見縄文祭の中から、2003年以来、フォーラム&ワークショップ「縄文の音」がはじまり、すでに3回を数えている。
 その中心になって支えていただいているのが、縄文太鼓の宮崎龍美さんである。イタドリの笛や、石を打つリズムで、毎回親子づれに大好評を博している。

 2004年には、アフリカの太鼓「ジェンベ」「ドゥンドゥン」とコラボレーションし、2005年には、宮崎さんの太鼓と笛が、パーカッショングループ・ファルサとジョイントした。
 宮崎さんは、石神遺跡で有名な青森県森田村(現在つがる市)出身で、円筒土器から独自の工夫で、縄文太鼓を創作した。以来、ひたすら縄文の響きを追及している。そのひとなつこい人柄と、親しみのある語り口が、毎回子どもたちの心をぐいぐいひきつける。音楽は、太古の昔を体感する有効な手段だということを実感させられる。今年も、子どもたちの期待に応えるワークショップを実現させたいものである。


(筆者ブログ)縄文ドリームタイム日記 http://jomonjin.exblog.jp/
        菊池正浩(NHKエンタープライズ・プロデューサー)

縄文ファイル130号(2006.8.1)「ドキュメント三内丸山遺跡127」より転載


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